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緑茶のリラックス効果!カフェインも入っているけど…実際どうなの?

こんにちは!

メンタル食事アドバイザーの甲斐かなみです。

今回のブログテーマは『緑茶』
実は私、お茶処静岡の出身で、大の緑茶好きなんです!

幼い頃から我が家の水分補給は主に緑茶。

今でも緑茶を飲んでほっと一息する時間、

「日本人に産まれて良かった~」と最高に満たされます。

そんなほっこりリラックスできる魅力を持つ緑茶ですが、実は科学的にもメンタルヘルスにもたらす良い影響があるとされていることをご存知でしょうか?

 

目次

【緑茶のどんな成分がリラックス効果に関係するの?】

緑茶には旨味成分である「テアニン」が含まれます。

これは紅茶や麦茶などには含まれない、緑茶特有のものです。

このテアニンが、メンタルヘルスに良い影響をもたらすのではないかと注目されています。

うつ病の治療において、脳の働きを助ける役割をグルタミン酸というアミノ酸がしていることは有名ですが、テアニンはそのグルタミン酸に構造が似ており、同じように働くので、テアニンにもメンタルヘルスへの良い影響が期待されているのです。

実際に、テアニンは脳や神経細胞の興奮を抑えて、睡眠を改善する作用があることや、脳内で意欲に関係する部分を改善したり、心地よさを感じやすくするホルモンであるドーパミンの合成に関与することが、多くの研究で示されています。[出典1]

 

他にも、苦味成分である「カテキン」というポリフェノールの一種も緑茶には含まれます。

カテキンには、血圧や血糖、悪玉コレステロール の上昇を抑えたり、体をさびつきから守ってくれる抗酸化作用があります。このような働きは、メンタルヘルスにも関連するため、こころも体も整えるポテンシャルを持った飲み物と言えそうです。[出典2]

 

【緑茶のかしこい飲み方】

では、1日どれくらいの量をどのように飲むのが良いでしょうか?

 

東北大学の研究チームにより仙台市内の1058人へ行われた調査で、緑茶を1日4杯以上飲む人は、うつ病の患者が少ないことが報告されています。しかし、飲む頻度が少なくても週に4杯以上であれば、イライラもやもやを抑える効果が期待できるようです[出典3]

また、緑茶の値段とテアニンの含有量は比例する傾向があり、抹茶/玉露、冠茶、煎茶、番茶の順に多く含まれています。抹茶や玉露では1杯(80ml)の お茶に30~40mg、煎茶では10mg程度、番茶では3 mg程度含まれています。[出典1,2]

これらのことから、週に4杯以上、ちょっとお高めなお茶でゆっくり一息つく時間を持てたらメンタルヘルスの安定により良さそうですね。

 

【でも、緑茶ってカフェインは気にしなくて大丈夫?】

カフェインが気になる方には、水出し緑茶をおすすめします。

水出しの緑茶は、急須で淹れたお茶と成分が異なります。テアニンは ほぼ同程度含まれますが、カフェインや苦味・渋みに関連するカテキンが少なくなります。 茶葉と水を1:40で入れたポッ トを冷蔵庫に置いておくだけで簡単に作ることができます。お茶で一息の時間が寝る直前になってしまい、カフェインが眠りの妨げにならないか心配な場合や、妊娠中・授乳中等でカフェイン摂取量を減らしたい場合は是非お試しください。[出典4]

 

【緑茶を上手に取り入れて効果的なリラックスタイムを♪】

緑茶に期待できる嬉しいメンタルヘルスへの効果、いかがでしたでしょうか?

これを機に、是非生活にとりいれてみてくださいね♪

それではまた!

 

[1]功刀浩「こころに効く精神栄養学」女子栄養大学出版部(2016年出版)

[2]文部科学省|日本食品標準成分表2015年版(七訂)

https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365297.htm

[3]古賀賀恵、服部功太郎、堀弘明、功刀浩|緑茶・コーヒーを飲む習慣と大うつ病との関連|

https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201302276445458597

[4]物部真奈美|水出し緑茶の機能性|NARO Technical Report,3,2019

 

 

 

 

 

 

 

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